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1.栽培条件と産地
 口大根はその特殊な形状のため栽培には以下の3つの条件を必要とする。
  ○軟らかく均質な土壌が1.2m以上堆積していること
  ○土壌の通気性がよく、層中に礫や硬質層を挟まず肥沃であること
  ○地下水が低いこと   この条件をみたす栽培地として昭和54年には、
愛知県……丹羽郡扶桑町山那、小淵(木曽川沿い)
江南市宮田(木曽川沿い)
犬山市栗栖(木曽川沿い)
岐阜県……岐阜市則武、旦の島、萱場、中島(長良川沿い)
鳥取県……東伯郡赤碕町 東伯郡大栄町
東伯郡東伯町で栽培されていた。
これらの栽培地はともに扇状地上に位置し、土壌は砂礫土(SL)に属す。
 在、最大の産地である扶桑町の南山那での愛知県による土壌分析では、細砂(0.05~0.25mm)、粗砂(0.25~2.0mm)が80%以上を占め、シルトや粘土がたいへん少なく細長く伸びる守口大根の栽培には最適であることがわかる。更に、土壌中の水分が少なく固結度も低いので、比較的楽に収穫することが出来る。
この地区は砂穣土が地表面から1.4m~2m以上堆積し、透水性が大きいため雨が少ないと干害を受け、大雨が降ると土壌流出が激しい。このため、発芽期における雨量が生産高に大きく影響するが、生育期ではかえって水分を求めて根毛が土壌深く伸長するため、降雨量の影響は少ない。
2.栽培方法
1)自家用種子の確保
 12月上旬に栽培面積10アール当たり50本ほどを母本として、葉形、根系の優良なものを選抜し植え付けて採種する。播種量は1リットルから2リットル。
2)ほ場の準備
1.土壌消毒(8月上旬) 前作(牛蒡)終了後、D-D剤を20リットルから30リットル/1ア-ル全面処理する。
2.深耕作業(深床作り)(8月下旬)本ぽをトレンチャーで床掘りする。まき床は畝幅80センチメートル間隔とし、トレンチャーにより深さ100センチメートルから140センチメートル、深耕幅15センチメートルから20センチメートルを掘る。
3.散水 砂壌土であるため灌水を必要とするが、一般に散水はあまり行われず、播種前後の降水量が少ない場合にはレインガンで散水する。
4.畝たて 播種当日に行い、床掘りしたところが畝の上にくるように、畝立てを行う。
3)播種(9月中旬~下旬)
 を曲げての播種は重労働のため昭和53年の頃はプラントシーダーによる播種が一般的に行われた。現在は、播種機を使い、10アールあたり1.5リットルの種を9月14日から~25日頃まく。
4)間引き
第1回播種後7日から10日頃
     (本葉2枚,主根は約50センチメートルの糸状に伸長)
    ・1株あたり2本立とする。
    「すくみ(萎縮)」や生育のごく早いもの(首が太くなり不良品となる)を除去し1本立とする。
第2回の間引きを早めに行うと首太りの傾向があるのでやや遅くしたり、省略し多少密植状態で細長く伸長させる場合もある。
5)施肥(分施方式)
基肥(畝立て時(播種時)
緩効性肥料(例:苦土石灰60キログラム/1アールとIB604を20キログラム/1アール)を全面に施用。
第1回追肥(9月下旬(第1回間引き時))
培土をかけて畦の一方に施用。(例:わかばの友80キログラム/1アール)
第2回追肥(10月中旬(第2回間引き時))
残りの畦に施用し同時に中耕を行う。(例:BBNKを60キログラム/1アール)
6)病害虫防除
①土壌病害虫対策 2月下旬から3月上旬、と9月上旬(深耕作業直後)に土壌消毒を行う。
②アブラムシ及びハイマダラメイガ対策 播種時に粒剤を播畦に散播し攪拌を行う。
③シンクイ虫及びヨトウ虫対策 生育期(9月下旬から10月上旬)
④細菌性病害(黒斑最近病)防除 10月以降降水量が多いと発生しやすいので共同防除が行われる。また、この対策としては、種子消毒も実施されている。 尚、同じ播き溝での連作を避け、3年に1度ほど床を移動させると効果がある。
7)収穫

 ンマーナイフモアで茎葉を細断した後、掘り取る。かつては手掘りや機械掘りが行われていたが、近年はトラクタ(ルートディガ)による掘取りが普及し、収穫作業の省力化が図られている。
○播種後90日前後
○12月から1月上旬
○最盛期は12月中旬
8)出荷
 地で栽培されるため、収穫された守口大根は水洗いはせず、太さ、長さにより2段階に選別され、1束12kgを縄で縛り、組合で第1次加工(塩漬け)してから出荷される。
○トレンチャー(深床掘り機)
  守口大根を細長く生長させるためには、播種前に土壌を1メートル近く掘り起こす「天地返し」(深掘り作業)が必要である。昭和43年までは、エンピで掘り起こしていたが、真夏の「天地返し」はたいへんな重労働で1日2アールから3アールを耕すのが限度であった。
  昭和42年の夏、この地区の共進会で土木用トレンチャーの紹介、実演が行われた際、メーカーが農家の要望を受け、これを前進自動埋め戻し方式の深耕用トレンチャーに改良した。
○プラントシーダー
  6センチメートルから8センチメートル間隔に2ないし3粒の種子を封入した”種ひも”。農協が農家の依頼を受け、機械で、植物に無害な水溶性樹脂の薄いテープをベースに作製する。
○手掘り
  包丁で葉切りをした後、エンピで表土を取り除き、手で1本1本引き抜く。土壌の成分によっては引き抜けないこともあり、その場合は「ヤリ」と呼ばれる2メートルほどの鉄の棒を守口大根に沿って打ち込み、掘り取る(引き抜く)。
○機械掘り
  葉切用のハーベスター、掘取用のトレンチャーを用いる。ハーベスターで守口大根の葉を細かく粉砕し、土壌に混和させる。その後トレンチャーで大根の横3センチメートルから5センチメートルのところに深さ40センチメートルから60センチメートル、幅10センチメートルから12センチメートルの土を取り除き、手で掘り取る(引き抜く)。
○エンピ
  半円に近い形をした小型のスコップ(シャベル)。
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